現在、植物用LEDは植物工場をはじめ多くの農家で使われるようになってきています。一般の家庭でも設置できるような小型の植物用LEDも発売されるようになりました。

植物用LEDは植物の育成に効果があると言われていますが、どのような効果があるのかをまとめてみました。

以下はネット上にある論文やレポートをまとめたものですので、詳細は各サイトで御確認ください。

 

1.

明治大学植物工場基盤技術研究センターでは、植物工場の生産コストの低減化 と環境・人体に負荷をかけない生産システムの開発を実現するために、植物工場用光源の研究をしています。

【 実験方法 】

  • 赤白青3色の蛍光灯とLEDを光源にし育てた。
  • 光源は、熱帯魚生育用などで一般的に売られているものを使用。
  • 光の照射時間は12時間。

【実験結果】

  • 岡山サラダ菜の収穫後の平均重量
    ■蛍光灯(g) 赤9.1 / 白8.0 / 青10.4
    ■LED(g) 赤11.8 / 白12.5 / 青13.4
  • LED 灯で育成した場合、葉の形態に 与える影響
    ■白で最も葉の色が濃い
    ■青で最も葉の幅が広く
    ■赤で最も葉の色が薄い
  • 植物の成長について
    ■蛍光灯に比べLED 灯の方が、苗の位置による 葉の成長ばらつきが小さい
    ■蛍光灯に比べLED 灯の方が、全ての光源色で、 重量が重くなる(平均37%増)
    ■蛍光灯、LED 灯ともに、青で最も重いものが 得られた

引用元:https://www.meiji.ac.jp/plant/undertaking/results/6t5h7p00000ftde5-att/a1348548729669.pdf

 

2.

福井大学の工学部では、近赤外・紫外光が植物の生育に与える影響について研究しています。

【 実験方法 】

  • 赤色 LED (644nm) 、青色 LED (465nm) と、比較光源として紫
    LED (402nm) 、赤、青セロファン紙と白熱電球と組み合わせた
    簡易的方法で近赤外光(中心波長 730nm) を照射

【実験結果】

  • 成長について
    ■近赤外光照射した場合は、茎の徒長が進んだ
    ■紫外光を照射した場合は、伸長が抑制された
    ■近赤外+紫外光照射では、がっちり型となった
  • ビタミンについて
    ■近赤外光の照射がいちばんビタミンCが多くなった
    ■紫外光を追加すると、ビタミンCが減少した

 

引用元:http://repo.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10098/7447/1/JJ_010_2005_057_062.pdf

 

 

グリーンルーツでは、植物用LEDの販売・卸を行っております。
当社提携農場でも効果検証をし、常に最も効果が高い方法を模索しております。お気軽にお問い合わせください。